愚痴・憎まれ口・無駄口・世迷言・独断と偏見・屁理屈・その他言いたい放題



その38.≪「団塊の世代」よ、頑張ろうネ〜♪≫


最近ニュースショーを賑わせてる話題が、例の「ライブドア」対「フジテレビ+ニッポン放送」の株取り合戦ですが、皆さんはドチラの味方かナ?!僕みたいな貧乏人で、なおかつ会社経営などとは無関係な人間にとっては、ただ面白がって見てるだけの楽しいバトルにすぎませんが、もしも司法がフジテレビのやり方を認めちゃうと、証券業界にとって大変な事になりそうですし、より多くの外資の参入を期待してる政府にとっても、かなり痛手になりそうですから、僕としては幾分「ライブドア」に肩入れしてます。

「ライブドア」のやり方も、少し強引で唐突な感じはするけど、時間外取引だって今のところ違法じゃないし(国会で、政府の高官がハッキリとそう言ってましたし)、株は誰もが自由に売り買い出来るように上場してるんですから、ある日突然大株主が出現して、会社の経営にも参画したいと言えば、拒否する理由なんて何処にもないのが、本来の資本主義のあり方だと思います。少なくとも僕らは学校でそう教わってきたし、資本主義の大先輩のイギリスでもアメリカでも、今回みたいな事は日常茶飯事で、ニュースとしての価値もないそうです。

だから誰かさんが、「時間外取引は違法じゃない事は知ってたけど、あまりフェアなやり方じゃないし、混乱や軋轢を生むかもしれないと思って、遠慮してた。」なんて話してるのを聴くと、片腹痛い思いがします。「アンタら、生き馬の目を抜くような競争社会で生きてるんだろう?!引抜だって企業スパイだって全然珍しくもない筈なのに、何を世迷言を言ってるの?!」って、言ってやりたくなります。ただ単に、「まさかこんな事をやる奴はいないだろう。」って、油断してただけじゃないの!でしょ?!

馴れ合いで談合ばっかりやってるような大企業の付き合いの中では、確かにこんな事をやれば生きてはいけないかもしれないけど、「ライブドア」は全く新しい形態の企業だし、同じような新しい企業はこれからもドンドン増えるでしょうから、「今日の常識は明日の非常識」になるかもしれない事、モット早くに皆が気づくべきだったと思うんです。これは企業の中だけでなく、僕ら「伝統文化」の世界でも充分に起こり得る事ですし、モウ既に起こりつつあるのかもしれません。

先日或るニュースショーで、アンケートによる「ライブドア」支持者の年代別のグラフを出してましたが、大方の予想に反して、20代や30代の人数を抑えて、50代の人数が一番多かった事に対して、コメンティターもキャスターも一様に驚いていました。でも僕は、全然驚きませんでしたヨ♪(笑)むしろ「我が意を得たり」とばかり、ほくそえんでました。このアンケート結果に対して、コメンティターは殆ど何の分析も出来なかったけど、僕は僕なりに、以下のように考えました。

僕らは、戦後まもなく生まれたベビーブームの産物で、小学校に上がる頃には、アメリカ主導の「民主教育」のカリキュラムが出来上がってて、デモクラシーの何たるかを、そして資本主義社会の何たるかを徹底して叩き込まれたんです。ですから僕らの学生時代は、現代の保守的な若者たちよりも、或る部分ではズッと自由で進歩的な雰囲気でしたし、先生達もリベラルな考え方の人が多かったように思います。

ところが一歩社会に出ると、戦前からの旧態依然とした体質が残っていて、「何処が民主主義なの?!何処が資本主義なの?!」と面食らう事ばかりで、理想と現実の狭間で苦しみながら、結局は長い物に巻かれて生き続けるしかなかったのが、僕らの世代だと思うんです。ドブネズミと蔑まされ、働き蜂と揶揄されながら、バブルで狂いまくったのだって、きっとその反動だったんじゃないでしょうか。

現代の若者の事がとやかく言われてますし、想像もしなかったような凶悪な少年犯罪も増えてるけど、実はそういう若者を育ててしまったのが僕らの世代だって事、皆内心では充分に解かってる筈なんです。だからって、「正論」をまくしたててもスポイルされに決まってるから、皆口をつぐんで現実から目を背けて、只管仕事に没頭するしかなかったんだと思います。

だからそんな若者たちの中から、「ホリエモン」みたいな人が出現した事に、「ヤッタゼ!もっとヤレヤレ!」って、密かに喝采を送ってるのが僕らの世代だとしても、全然不思議でも何でもないでしょ?!でもこれは例の如く、僕の独断と偏見から導き出した結論ですから、決して鵜呑みにしないで下さいネ!(笑)よかったら皆さんのご意見も聞かせて頂きたいです。「みんなの掲示板」への書き込み、お待ちしてま〜す♪




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